◆タイガーさんとモノレールと僕◆ 2
乳首をくりくりと指で摘んでこね回すと、タイガーさんが、
「ぁうっ……ひ…や…だ…ぁ…っ」
と身悶えながら呻きました。
ちょっと心細そうな、不安の混じった声。
やっぱりこの人可愛い。
目が見えないから余計に不安なのかな。
ごめんね、タイガーさん、もうちょっと我慢してね?
乳首をくりっと摘み、爪でつねるようにしてから押し込んでみます。
「あっ…あっあっ…!」
そんな可愛い声どこから出してるの、タイガーさん。
本当あなたって罪な男だ。
僕をこんなにあなたの虜にさせて。
下を見ると、タイガーさんの可愛いジュニアがむくむくと大きくなっています。
タイガーさんは日系だからかな、チンコもそんなに大きくはないけれど、すらりとした綺麗な形をしています。
先端はえらが張っていて大きくて、皮が剥けた部分はつやつやと赤黒く照り輝いています。
すごく綺麗で卑猥だよね。
先端の小さな口がぱくぱくと動いて、先走りがぷくり、と盛り上がってきてます。
感じてるんだ、タイガーさん。
もしかしてこういうの、好き?
無理矢理ヤられて、感じちゃうんだ……。
僕もものすごく興奮しました。
彼のチンコを水色の洗面台に掛かるようにしてやります。
そうするとチンコだけ突き出して洗面台で洗ってるみたいでちょっと笑える姿勢です。
でもそれがまた可愛い。
手を伸ばしてチンコをぎゅうっと握ってやります。
「あぁぁっっ!」
タイガーさんが背中を反り返らせて喘ぎました。
顔を力無く左右に振って、はぁはぁと忙しく息を継いでいます。
ぽってりとした唇を半開きにして、なんかすごい、もう興奮しきってる感じ?
意外だなぁ、こういうシチュエーション、好きなんだ…。
僕も嬉しいよ。
チンコを強く握りしめて、根元から搾るようにして指を動かします。
先走りでぬるぬるした先端から、とろり、と蜜が溢れて洗面台に零れてますよ。
つつっと洗面台を伝い落ちていきます。
すっごい卑猥な光景です。
背後から抱き締めると、彼の、筋肉の綺麗に付いた身体が震えます。
抱き心地、すごくイイ。
僕よりずっと上背がある彼だけど、結構抱き締めることができる。
しなやかで、鞭が撓るみたいに身体が反るからかな。
タイガーさんの裸の尻に僕の股間を当ててみます。
彼がびくっとしました。
僕はふふっと笑って、彼のチンコを扱いてぬるぬるになった指を、彼の尻の狭間に持ってきました。
窄まった肛門にぐっと埋め込んでみます。
「…んぁっっ!」
彼が信じられない、といった上擦った声を上げました。
あれ、こういうの予想していなかったの?
襲われた時点で分かってたと思うんだけどなぁ。
タイガーさん、こんなに可愛いんだから、いろんな人に襲われてすっかり開発済みかな、と思ったけど、意外にそうでもないらしいです。
だいたい、一番危険な相手って、タイガーさんの相棒のバーナビーですよね。
傍から見ていても分かるよ。
でも、バーナビーったら、まだ手を出していなかったのかな?
ちょっと意外かも。
どうやらお尻の孔が未開通らしい、あるいは開通済みだったとしても最近は使ってないらしい事に気がついて、僕は上機嫌になりました。
じゃあ久しぶり、もしくは初めてのアナルセックスだね。
光栄です、タイガーさん。
あなたの初体験の相手が僕って可能性もあるんだ。
凄いな。
バーナビー、きっと悔しがるだろうなぁ、すごく痛快です。
笑いが止まらなくなりそうです。
じゃ、タイガーさん、遠慮無く、僕のチンコをあなたのお尻の中で咥え込んでもらいますね。
指をずぶ、と入れると、熱く蕩けるような粘膜が僕の指をやわやわと締め付けてきました。
たまらない。
一気に興奮が高まってきます。
なんて暖かくてぬめってるんだろう、タイガーさんのココ。
凄いよ。
「やっ、あっ…――ぁ。あ…っっ…ひっっっぁぁ!」
内部で粘膜越しにしこる部分を探り当てて、指の先でくりくりっと抉ってやりました。
タイガーさんが顎を仰け反らせて悲鳴を上げます。
勿論声が漏れたらやばいって分かってるからか、慌てて自分で口を塞いで必死に堪えてますけど。
可愛いね、タイガーさん。
タイガーさん、ネクストの能力使えばこの間みたいに、僕なんてあっという間に捕まえられるのにね。
でも、『ワイルドタイガーが痴漢』、とか騒がれるのは困るみたいだね。
それよりは犯された方がマシっていう事かな?
ご愁傷様。
指をぐりっと引き抜くと、僕はズボンのジッパーを下げて下着の中からチンコを取り出しました。
僕のもすっかり勃起して、先端がどろどろに濡れてます。
それをタイガーさんの肛門に押し当てます。
腰を撓めて、一気にチンコを押し進めると、ずぶずぶっ、と淫猥な水音を立てて、チンコはたやすくタイガーさんの体内へとめり込んでいきました。
「――ひぁぁっっっっ!!」
ちょっと色気のない叫びだけど、でもタイガーさんらしくてすごくイイ。
ぐぐっと腰を進めてチンコを根元までびっちりと押し込んでから、僕は再びネクストを発動させました。
息を詰めて踏ん張って透明になります。
それからタイガーさんの目隠しを外しました。
「ぁ…っ、あっ…っ、――っっ」
「前を向いて。…あなたの全身が映ってるよ…?」
洗面台の大きな鏡に、タイガーさんのあられもない姿が映ってます。
背後に誰もいないのを見て、タイガーさんが一瞬目を見開きました。
今自分を犯している相手が、つまり僕が誰だか分かったかな?
でも今更もう遅いよ。
「やっ、あっ、やだっ、やめっっ…あ、――あっ…あーっっ!」
必死で声を堪えようとしてるけど、漏れるのが止められないらしいです。
なんか、タイガーさんって結構淫乱?
感じやすいのかなあ。
それともこういう風に無理矢理ヤられるシチュエーションに興奮しちゃうのかな?
可愛いね。
「声出すと、周りに聞こえるよ?」
そう囁けば、はっとして両手で口を押さえ、ぎゅうっと目を瞑ります。
意外に長い黒い睫がふるふるって震えて、目尻から涙の粒がつっと頬を滴り落ちてます。
「目を開けて、自分の姿をよく見るんだ。:ワイルドタイガーともあろうものがいやらしいね」
後からぐりぐりと内臓を押し上げるように腰を回して、洗面台に彼の身体をぶつけるようにします。
チンコをぐぐっと抜いてはずぶり、と突っ込み、突っ込んでは引き抜きます。
がくがくと揺さぶられるのを洗面台にしがみつくようにして堪えて、タイガーさんが力無く顔を振ります。
涙が一緒に揺れて洗面台に落ちていくのが、いかにも犯されてますって感じで、そそるよ、タイガーさん。
「ちゃんと見るんだ。自分の姿を」
もう一度背後から命令すると、タイガーさんが目を見開いて鏡を見ました。
僕はにんまりして(透明だからタイガーさんからは見えてないけど)、一気に深々と彼を貫きました。
「ん゛あぁぁっっ!」
彼が小さな悲鳴を上げ、身も世もないように身悶えました。
深く挿入すると、僕は彼の内部に思う存分、熱い粘液を放出しました。
彼もイきたいようだったから、彼のチンコを握ってぎゅっぎゅっと扱いてやります。
彼が悶えながら、水色の洗面台に向かって、白濁をぴゅうっと噴出させました。
青い陶器の洗面台に白く濁った粘液がぽたぽたっと迸り、つうっと筋になって排水溝へと流れ落ちていきます。
チンコはびくびくと脈打って、その度にぷくり、と精液が先端から溢れてきます。
青臭い匂いが立ちこめて、はぁはぁと激しい息を切らす彼が、頬を赤らめ、首を振って、目を瞬きます。
そうすると涙がまた零れ落ちて、噛みすぎて腫れた紅い唇へと落ちていきます。
可愛い。僕のタイガーさん。
あなたが可愛いのが悪いんですよ。
僕がこんな最低な痴漢になったの、あなたが可愛すぎるからです。
あなたのせいですからね?
彼の中に一滴残らず僕のエキスを注ぎ込んで、それから僕はずるり、とチンコを引き抜きました。
さすがにそろそろ僕のネクスト能力がヤバいです。
引き抜いたチンコを備え付けのティッシュでぬぐって、服を素早く元に戻します。
「じゃ、僕はこれで。あなたも早く身支度しないと、誰かが入ってきますよ?」
去り際彼の耳にそう囁いて、記念にちゅっと耳朶にキスをしてあげました。
耳たぶが桃色に染まってる。
ホント可愛い、タイガーさん。
気持ち良かったよ、ありがとうね。
心の中で呟いてカーテンを少し寄せてするりと洗面所から抜け出すと、そのままさり気なく用をたした振りをして車両に戻ります。
ちょうど駅に着いたようで、モノレールが止まり、人混みがどっと流れ出ました。
その流れに任せて僕も降車します。
駅のホームでのんびりベンチに凭れて、僕は携帯を取り出しました。
実を言うと、セックスの最中にこっそり、何枚か写真を撮っておいたんだよね。
画面にタイガーさんのあられもない姿が映ってます。
僕に貫かれて、唇を半開きにして快感に喘いでいる顔とか。
これは鏡を取ったものだけどね。
嵌め撮り、っていうのかな、上から結合部分を撮ったのとか。
僕の貴重なコレクションです。
あとでオナニー用に使いますよ。
あ、でもそれだけじゃないですよ。
僕はこれをバーナビーにこっそり売りつけようと思うんですよね。
彼なら買ってくれると思うし。
ほら、僕ニートだからね、小遣い稼がなくちゃならないんです。
きっとバーナビーなら高値で買い取ってくれますよね。
ごちそうさまでした、タイガーさん!
こんな僕だけど、あなたのことすごく愛してるんだよ。
分かってね?
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